最後と決めた女だから

冰川清志( 氷川きよし ) 最後と決めた女だから歌詞
1.最後と決めた女だから

作詞:水木れいじ
作曲:鶴岡雅義

花の咲かない 運命(さだめ)と決めて
どこに消えたか 書き置きだけで
残り香淡い 面影を
あてなくひとり 探す町…
誰も愛せぬ 愛せはしない
あゝ…最後と決めた 女だから

うすい縁(えにし)と 花占いに
いつも淋しい 瞳(め)をしていたね
唐紅に 燃える胸
言葉に出せず 泣いた女…
うしろ姿を 忘れはしない
あゝ…最後と決めた 女だから

何処(どこ)で咲いても ふたりの夢は
永遠(とわ)に散らない 散らせはしない
また来る春を しあわせを
信じて強く 生きようよ…
誰も愛せぬ 愛せはしない
あゝ…最後と決めた 女だから


2.夜霧のエアポート

作詞:水木れいじ
作曲:鶴岡雅義

悲しい恋を 捨てたくて
鞄(かばん)ひとつで 旅にでる
赤いライトのゲートを出たら
あなたは異国の女(ひと)になる…
ひとり飛び立つ 国際線の
別れせつない 夜霧のエアポート

窓の彼方の 灯(ともしび)は
愛を誓った 並木路
肩をよせあい歩いたあの日
あなたは覚えているだろか…
ふれたくちびる ぬくもりさえも
今は遥(はる)かな 夜霧のエアポート

めぐり逢うのが 遅すぎた
つれて行きたい 奪えない
リラの花咲く 季節になれば
あなたは明日(あした)に生きるだろう…
だから黙って 離れるけれど
愛は死なない 夜霧のエアポート


3.哀傷歌

作詞:水木れいじ
作曲:杜奏太朗

帰らぬ恋よ まぼろしよ
野分けの風に 君しのぶ
何にも言うまい 語るまい……
語れば涙の 愚痴になる

ふりむけど あゝ 君の影なく

出せないままの 恋文を
燃やせば白い 薄けむり
誰ゆえ寒き くちびるか……
呼べど答えぬ 街灯り

君には もう 逢えないのか…

ひとり生まれて ひとり逝(ゆ)く
それが掟(さだめ)と 知りながら
何故(なにゆえ)ひとり 生きられぬ……
永遠(とわ)にやるせぬ 我がこころ
永遠(とわ)にやるせぬ 我がこころ